【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ

     
     
    インフレと住宅ローンの関係」についてツラツラ書き散らかしていましたが、記事量が増えすぎて自分でもどこに何を書いたか分からなくなってきたので(笑)、ここらで一度まとめておきます。



    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1

    マイルドインフレが継続すると仮定して、貨幣の実質価値を計算し、一覧表を作りました。 元本(100万円・500万円・1000万円)が、毎年1%・2%・3%ずつ増えていく/減っていく場合を例に挙げています。 増える方は生活費、減る方はタンス預金として見ると・・・ インフレって怖いでしょ、というお話をしました。



    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2

    そもそも世の中には「自分でコントロールできること/できないこと」があります。 将来の景気・金融・財政の動向は、自分でコントロールできないことの最たる例で、「コントロールできないことは厳しい方に想定しておく」方が無難ではないか、というお話をしました。 



    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3

    住宅ローンの固定金利と変動金利はそれぞれ長期金利と短期金利に連動するため、金利上昇局面では「長期金利 ⇒ 住宅ローン・固定金利 ⇒ 短期金利 ⇒ 住宅ローン・変動金利」の順に上昇すると予想されます。 従って、変動金利が上がる頃には固定金利はとっくに上がっており、「変動が上がってきたら、固定に借り換えればいい」というアドバイスは妄言に近いと断じました。

    変動金利の住宅ローンはそれ自体が複雑な金融商品で、「未払い利息のため、総返済額がいくらになるか分からない、先の読めない怖さ」もあります。 「固定型が将来の金利上昇リスクを避ける保険とするならば、変動型は金利リスクを取る博打」ともいえるでしょう。

    けもやは原則変動金利否定派ですが、「ファイナンシャルリテラシーが高く、手元資金が潤沢な人にとっては選択肢になる」と考えます。 これらを踏まえて、「友人から住宅ローンのアドバイスを求められた場合」と「けもや自身が住宅ローンを借りる場合」についての回答を載せています。



    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
              【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2


    借入額(1000万円~4000万円) ・ 借入期間(10年~40年) ・ 金利(1.5%~5.0%)を変数として、7×8=計56パターンの総返済額を計算し、一覧表を作りました。 共通条件は、全期間固定金利 ・ 元利均等返済方式 ・ ボーナス加算返済なしです。 

    利子の支払いの多寡を、総返済額/元本で示しました。 影響因子は「金利・借入額・借入期間」の3つで、これらが大きくなるほど倍率も大きく=利子支払額も大きくなります。 月返済額の差はそれほど大きくないため、利息の影響を軽視しがちです。 月返済額ではなく、利息も含めた総返済額で考えるクセをつけてください、というお話をしました。 



    ■要するに・・・

    ほとんどすべての方にとって、「インフレバイアスがある状況では、変動金利ではなく固定金利で借りる方が無難」とけもやは考えます。 「変動金利は、住宅ローンで博打をすることになりかねない」からです。

    現状、インフレによる金利上昇懸念に加え、消費税の増税も予定されており、住宅取得を考えていらっしゃる方は、早めにアクションを起こされる方がよいかもしれません。 ただし、誰でもというわけではなく、「自己資金(頭金)が十分にある方」に限ります。 

    住宅ローンを借りて家を建てることは、借金をしてレバレッジをかけて不動産(土地・建物)に投資することと同義だからです。 頭金が少ない=レバレッジが高いということ。 家づくりが「投資」になるか「投機」になるかは、資金計画次第でしょう。 よ~く考えよ~、お金は大事だよ~♪(笑)

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(金融リテラシーを高める)
               【マメ知識】お金の仕組み作り(家計の見直しと資産運用)


    では現在の金利動向(2013年2月上旬時点)はというと・・・ 次回に続きます。 すみません~。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】アベノミクスと住宅ローン金利動向(2013年2月上旬)




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    【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2

     
     
    解説の追記です。 遅くなりました~。 ^^;

    【1】~【7】は、住宅ローンの借入額(1000万円~4000万円) ・ 借入期間(10年~40年) ・ 金利(1.5%~5.0%)を変数として総返済額を計算し、一覧表にしたものです。 計算簡略化のため、全期間固定金利 ・ 元利均等返済方式 ・ ボーナス加算返済なしとしました。

    借入額と借入期間の関係は、100万円増えるごとに1年長くしてあります。 1000万円なら10年、2000万円なら20年、3000万円なら30年ですね。 そこそこ現実的な値かと思います。 

    総返済/元本は、総返済額が元本の何倍になるかを示した値です。 この倍率が大きいほど利息の支払いが多い、ということです。 当然、金利が高くなれば倍率も高くなります。 また下表から、借入額が大きく借入期間が長くなるほど倍率が高くなることもお分かり頂けるでしょう。 「借金(住宅ローン)は、少なく借りて早く返すべし」のといわれるのは、このためです。

    参考のため月返済額も記してありますが、月返済額の差はそれほど大きくないため、利息の影響を軽視しがちです。 月返済額ではなく、利息も含めた総返済額で考えるクセをつけてくださいね。 

    なお、シミュレーションには、CASIOが提供している「高精度計算サイト keisan」のローン返済(毎月払い)を使いました。 このサイトの利点は、操作がシンプルなので条件を変えた比較が行いやすい点と、月々の返済額が初回から最終回まで一覧表示される点です。 また、複数回の繰上げ返済のシミュレーションに対応している点も評価できます。

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】元金均等住宅ローンの繰上げ返済シミュレーション計算

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2


    住宅ローン金利と総返済額の関係一覧表2
    住宅ローン金利と総返済額の関係一覧表3
    住宅ローン金利と総返済額の関係一覧表4



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    【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1

     
    しつこく住宅ローンネタです。(笑)  インフレと住宅ローンの関係について3回に分けて考察し、「インフレバイアスがある状況で変動金利で借りるのは、博打に近い」というお話をしました。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2


    では実際にインフレが起こって金利が上昇した場合、総返済額がいくらに増えるか計算してみます。 借入額と借入期間は、【1】2000万円・20年 と【2】3000万円・30年の2パターンです。 借入金利は、全期間固定金利で1.5% ~ 5.0%の0.5%刻みとしています。【*】  ちなみに、この記事を書いている時点(2013年1月)では、全期間固定金利は2.0%前後ですね。

    【*】 2013.01.15 追記
    1000万円・10年 ~ 4000万円・40年の一覧表は、こちらで公開しています。 あわせてご活用ください。  ⇒  【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2


    シミュレーションには、CASIOが提供している「高精度計算サイト keisan」のローン返済(毎月払い)を使いました。 このサイトの利点は、操作がシンプルなので条件を変えた比較が行いやすい点と、月々の返済額が初回から最終回まで一覧表示される点です。 また、複数回の繰上げ返済のシミュレーションに対応している点も評価できます。

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】元金均等住宅ローンの繰上げ返済シミュレーション計算

    ■参照サイト ⇒ お金の計算・ローン計算         高精度計算サイト keisan
               フラット35ローンシミュレーション    住宅金融支援機構
               資金プランしっかりシミュレーション      知るぽると


    住宅ローン金利と総返済額の関係一覧表1


    たとえば、金利が 2.0% ⇒ 3.0% (+1.0%) に上昇すると・・・

    【1】 2000万円 ・ 20年 では・・・
         月返済額は 10.1万円 ⇒ 11.0万円 (+0.9万円) に上昇
         総返済額は 2428万円 ⇒ 2662万円 (+234万円) に上昇
         総返済/元本の倍率は 1.21倍 ⇒ 1.33倍 に上昇

    【2】 3000万円 ・ 30年 では・・・ 
         月返済額は 11.0万円 ⇒ 12.6万円 (+1.6万円) に上昇
         総返済額は 3991万円 ⇒ 4553万円 (+562万円) に上昇
         総返済/元本の倍率は 1.33倍 ⇒ 1.52倍 に上昇

    当然、借入額が大きく借入期間の長い【2】の方が、金利上昇の影響を強く受けます。 参考のため月返済額も記してありますが、月返済額の上昇はわずかであるため影響を軽視しがちです。 月返済額ではなく、利息も含めた総返済額で考えるクセをつけてくださいね。


    将来の固定金利(長期金利に連動)と変動金利(短期金利に連動)の動向予測は困難です。 ですが、これほどの低金利で借り入れできるのはおそらく、今が最後のチャンスではないかと思います。 
    あくまでシロウトの予想ですので、外れても怒らないでくださいね(笑)

    インフレによる金利上昇懸念に加え、消費税の増税も予定されていますし、住宅取得を考えていらっしゃる方は、早めにアクションを起こされる方がよいかもしれません。 ただし、誰でもというわけではなく、「自己資金(頭金)が十分にある方は」ですよ。

    繰り返しますが、インフレバイアスがあるときは固定金利で借りるのがセオリーです。 変動金利で借りる怖さについては、前回記事(インフレと住宅ローンの関係-3)をご参照くださいね。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係
               【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)
               【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク

    ■参照サイト ⇒ 「変動型」に傾斜する住宅ローン、反転リスクに警戒感も    ロイター
               金利が1%未満の「変動金利型ローン」の落とし穴    ダイヤモンドオンライン
               今までの住宅ローン金利推移から見えること     All About
               短期固定で借りると危ないって本当? 金利上昇期の住宅ローン選び  〃
               インフレ対応 住宅ローンは固定金利へ、繰上げ返済も有効   マイベストプロ
               インフレに備えて住宅購入は正しいか?   HOME'S
               日銀のインフレ目標1%で住宅ローンはどうなる?  家づくりコンサルタントの雑記帳
               総選挙の結果から見る、今後の住宅ローンの金利動向は?  〃
               アベノミクスで金利は「短低長上」になる?    日経マネー

    さて、長期金利(新発10年国債の利回り)は、現在どう推移しているでしょうか? 2012/12/06に底値(0.685%)を付けてから上昇傾向にあるようですね。 といっても、2013/01/08で0.820%ですから、依然として底値圏にあるのは変わりませんが。 

    ■参照サイト ⇒ 長期金利推移グラフ(過去1カ月・1年・10年)    日本相互証券株式会社
               新発10年国債の利回り(1990年~)    ゴールデンチャート


    余談ですが・・・ 

    全期間固定金利の代表格といえばフラット35ですよね。 フラット35の場合、借入期間が20年以下と21年以上で適用金利が異なります。 2012年12月の平均金利は、20年以下は1.8%程度、21年以上は2.0%程度で、やはりこちらも底値圏です。 

    ■参照サイト ⇒ フラット35 金利グラフ (21年以上・全体)    デザイン工房雅
                住宅関連金利の推移     イー・ローン

    フラット35で借入期間が20年以下のものは「フラット20」とも呼ばれます。 フラット20の登場は2007年10月で、けもやが借りた2005年8月にはまだありませんでした。 けもや家の借入期間は20年以下なので、もし当時フラット20あれば、0.2%ほど低い金利で借り入れできていたことになり、総返済額が約40万円少なくなっていた計算です。。。

    「たられば」を言い出したらきりがないですが、もし、けもや家の借入当時の金利が2012年12月の平均金利1.8%であったならば、総返済額が約160万円少なくなっていた計算です。。。 今建ててらっしゃる方がうらやましい~。   

    なお、固定金利ではなく変動金利で借りていれば、ここ数年の金利低下の恩恵を自動的に受けれられたことでしょう。 ですが、変動金利で借りておけばよかったとは思いません。 固定金利分のプラスアルファの利息は「金利上昇に備える保険料 = 安心料」ということで割り切ります。

    ちなみに、現在の低金利の恩恵を受けるべく、借り換え手続きを行っている最中です。 けもや家の住宅ローン借り換え(フラット35、2.6% ⇒ 10年固定、1.3%)については、完了次第記事にしますね。

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】フラット35住宅ローンの借り換えを検討
               【入居編】元金均等住宅ローンの繰上げ返済シミュレーション計算


    さらに余談ですが・・・ 

    ハウスメーカーによっては、住宅ローンのシミュレーションを行ってくれるところがあるかもしれません。 その際の試算条件は、ハウスメーカーや営業マンが信用・信頼に値するかどうかの判断材料になります。 もし、「頭金ゼロ・全額変動金利で借入、月返済額のみ記載」の計算結果を出してくるようであれば、信用・信頼に値しないと断言できるでしょう。

    また、「変動が上がってきたら、固定に借り換えればいい」と安易な借り換え提案をしてくる場合も、信用・信頼に値しないとしてよいでしょう。 その理由については、前回記事(インフレと住宅ローンの関係-3)をご参照くださいね。  まさかとは思いますが、住友不動産さん、こんなセールストークしてないですよね?

    ■参照サイト ⇒ 「頭金ゼロ」「家賃並みの返済額」セールストークにだまされるな!  ダイヤモンドオンライン




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    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3

     
    自分でコントロールできること・できないこと前回の記事では、「自分でコントロールできること・できないこと」があり、「コントロールできないことは厳しい方に想定しておく」方が無難ではないか、というお話をしました。

    将来の景気・金融・財政の動向は、「自分でコントロールできないこと」の最たる例でしょう。

    ■関連記事 ⇒ 
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3

    ■右図の出典 ⇒ ダイヤモンドオンライン
    史上最低金利が将来の悲劇に!? 住宅ローンの借りすぎは、家計に「時限爆弾」を仕込むのと同じ!


    さて、やっと本題(笑)の「インフレと住宅ローンの関係」の話ですが・・・

    結論を先にいいますと「インフレバイアスがある状況で変動金利で借りるのは、博打に近い」とけもやは考えます。 その理由は・・・

    インフレは通常、金利(長期金利・短期金利)の上昇を伴います。 まず長期金利が上がり、数か月~数年遅れて短期金利が上がるので、住宅ローン金利も含めた上昇順は、「長期金利 ⇒ 住宅ローン・固定金利 ⇒ 短期金利 ⇒ 住宅ローン・変動金利」と予想されます。 
       
       変動金利  ←  短期金利 (短期プライムレート ・ 政策金利) に連動
       固定金利  ←  長期金利 (10年物国債利回り) に連動

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係

    ■参照サイト ⇒ 金利が1%未満の「変動金利型ローン」の落とし穴    ダイヤモンドオンライン
               アベノミクスで金利は「短低長上」になる?    日経マネー


    従って、「変動金利が上がる頃には、固定金利はとっくに上がっている」ことになります。 「変動が上がってきたら、固定に借り換えればいい」というのは、妄言に近いことがお分かりいただけるでしょう。

    また、「金利が上がる = 融資の条件が厳しくなる」ということです。 給与が上がりにくいこのご時世、悪くするとリストラにあっている可能性だってゼロではありません。 子どもがいれば、大きくなるにつれて教育費の負担も重くなっているでしょう。 いざ借り換えしようと思った時、はたして家計に余裕があるでしょうか?

    さらに、担保となる建物は経年で担保価値が低下していきます。 土地は下がるとは限りませんが、良くて横ばい、上昇する見込みは低いかもしれません。 なお、「インフレ対策には実物資産の不動産」というのも、日本の人口動態と不動産市場を考えれば、当てはまらないように思います。
    あくまでシロウトの予想ですので、外れても怒らないでくださいね(笑)

    ■参照サイト ⇒ 都市部でも深刻「空き家問題」 税制に原因も    日本経済新聞
               持ち家あっても安心できない どうする老後の住まい   日本経済新聞

    加えて、借り手の健康問題もあります。 通常、住宅ローンの借り換え条件の一つに、団体信用生命保険への加入があります。 5年・10年先、心身ともに健康だという確証はあるでしょうか?  

    話はそれますが・・・ 安易な借り換え提案をしてくるハウスメーカー・営業マンは、信用・信頼に値しないと断言してよいでしょう。 信用・信頼は、大切な家づくりの要素ですよ。 
    まさかとは思いますが、住友不動産さん、こんなセールストークしてないですよね???

    ■関連記事 ⇒ 【こぼれ話】家づくりにおける「安全と安心」「信用と信頼」-3

    ■参照サイト ⇒ 「頭金ゼロ」「家賃並みの返済額」セールストークにだまされるな!  ダイヤモンドオンライン


    補足と追記 (2013.01.05)

    金利は基本的に 「短期金利 < 長期金利」 の関係がありますが・・・ ここで論じているのは、同時点での金利の比較ではなく、将来の短期金利と現在の長期金利、すなわち、将来の変動金利と現在の固定金利を比較する場合です。 数字は適当ですが、以下のようなイメージ。

    【現在】  変動金利(金利優遇あり): 1.0%、 固定金利(20年超): 2.5%
    【将来】  変動金利(金利優遇あり): 3.0%、 固定金利(20年超): 5.0%

    ■参照サイト ⇒ 民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)    フラット35
                住宅関連金利の推移     イー・ローン
                住宅ローン 金利水準推移     三井住友銀行
                今までの住宅ローン金利推移から見えること     All About
                短期固定で借りると危ないって本当? 金利上昇期の住宅ローン選び  〃

    「将来の変動金利 > 現在の固定金利」 とならないまでも、変動金利が上昇すれば必ず総返済額も上がります。 変動金利の場合、金利の見直しは半年毎に行われますが、毎月返済額の見直しは5年に一度で、変更後の返済額も従前の1.25倍を超えないよう配慮があります。 しかし、この一見親切なルールが曲者で、その間に未払い利息が積み上がることになります。

    住宅ローンには多種多様あり、万人に当てはまる例を挙げて説明することが困難です。 従って、「インフレ時に変動金利で借りると必ず損をする」と言い切ることはできませんが・・・ 「変動金利が上昇すれば必ず総返済額も上がる」ことは確実。 「総返済額がいくらになるか分からない、先の読めない怖さ」を感じていただければ幸いです。 (((゚Д゚)))

    ■参照サイト ⇒  変動金利ローンに忍び寄る未払い利息の恐怖     All About
                変動金利の未払い利息はどういうもの?     All About
                変動金利型に潜むリスク     全国銀行協会



    けもやは変動金利否定派です。 ただし、絶対に変動金利で借りてはいけない、というのではなく、「変動金利で借りていいのは、ファイナンシャルリテラシーが高く、手元資金が潤沢な人だけ」と考えます。 

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)
               【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク          

    忘れられがちですが、住宅ローンは金融商品の一種です。 仕組みを理解できないものに手をださないのは、金融商品を選ぶ際の鉄則です。 固定金利に比べて複雑な変動金利の仕組みを、きちんと理解できている方はどれほどいらっしゃるでしょうか。 

    また、住宅ローンを借りて家を建てることは、借金をしてレバレッジをかけて不動産(土地・建物)に投資することと同義です。 固定型が将来の金利上昇リスクを避ける「保険」とするならば、変動型は金利リスクを取る一種の「博打」といえるでしょう。 ギャンブルが全て悪いとはいいませんが、数千万単位の借金(住宅ローン)を背負ってまでの「博打」は、貴方の身の丈にあっていますか?


    以上を踏まえ、もし友人から「変動金利で借りたいんだけど、どう思う?」とアドバイスを求められた場合の、けもやの回答を考えてみました。 借入期間・金額が (1)500万円・5年間、(2)1000万円・10年間、(3)2000万円・20年間 、(4)3000万円・30年間、の4パターンだとすると・・・

    (1)なら変動でも可、(2)は10年固定を推奨、(3)は繰り上げ返済ができるなら10年固定+変動でも可、繰り上げ返済ができないなら全期間固定を推奨、(4)なら全期間固定を強く推奨、となります。

    (2)は5年固定+変動の選択肢もあります。 10年固定金利は銀行間の競争が激しく、金利優遇の額によっては、5年固定より10年固定の方が低い場合があるので、ケースバイケースではありますが。


    ちなみに、けもや自身が借りるのであれば、(1)~(4)すべて全期間固定金利を選択します。 「ファイナンシャルリテラシーはそこそこ高いが、手元資金はそれほど潤沢でない」ので。(笑)  たとえ短期間でも、インフレバイアスがある状況で変動金利で借りるのは怖い、とけもやは感じます。 固定金利分のプラスアルファの利息は「金利上昇に備える保険料 = 安心料」ということで割り切りましょう。 

    もちろん、借りっぱなしにはしませんよ。 手元資金に余裕ができれば繰り上げ返済しますし、金利がさらに低下すれば借り換えも検討します。 実際、現在の低金利の恩恵を受けるべく、借り換え手続きを行っている最中です。 けもや家の住宅ローン借り換え(フラット35、2.6% ⇒ 10年固定、1.3%)については、完了次第記事にしますね。

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】元金均等住宅ローンの繰上げ返済シミュレーション計算
               【入居編】フラット35住宅ローンの借り換えを検討

    ■参照サイト ⇒ 「変動型」に傾斜する住宅ローン、反転リスクに警戒感も    ロイター
                インフレ対応 住宅ローンは固定金利へ、繰上げ返済も有効   マイベストプロ
                インフレに備えて住宅購入は正しいか?   HOME'S
               日銀のインフレ目標1%で住宅ローンはどうなる?  家づくりコンサルタントの雑記帳
               総選挙の結果から見る、今後の住宅ローンの金利動向は?  〃


    では、長期金利(新発10年国債の利回り)は、現在どう推移しているでしょうか? 2012/12/06に底値(0.685%)を付けてから上昇傾向にあるようですね。 といっても、2013/01/08で0.820%ですから、依然として底値圏にあるのは変わりませんが。 

    ■参照サイト ⇒ 長期金利推移グラフ(過去1カ月・1年・10年)    日本相互証券株式会社
               新発10年国債の利回り(1990年~)    ゴールデンチャート


    以上、インフレと住宅ローンの関係について3回に分けて考察してみました。 家づくりのプラン中の方、既に入居している方、時間的余裕があるこの時期に、資金計画について今一度考えていただければ幸いです。 ^v^

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2



    余談ですが・・・ 「インフレ対処のために資産運用が必要」とされる理由は、インフレ下では現金の実質価値が目減りするためです。 だからといって、慌てておかしな金融商品に手を出さないでくださいね。 世に出回っている金融商品のうち、9割以上は買うに値しないとされるものですから。

    資産運用ネタも掘り下げてご紹介したいのですが、時間が割けそうにないので、ひとまず過去記事をリンクしておきます。 ご参考まで~。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(金融リテラシーを高める)
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    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2

     
    インフレ率と倍率
    前回の記事では、仮に1~3%のマイルドなインフレが継続するとして、元本の何倍になるかを計算してみました。

    増える方は生活費、減る方はタンス預金として見ると・・・ インフレの怖さを実感いただけるかと思います。 (((゚Д゚)))

    ■関連記事 ⇒ 
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3


    「仮に1~3%のマイルドなインフレが継続する」としていますが、そもそも「インフレが起こるかどうか」 「いつ・どの程度のインフレになるか」など、将来の景気・金融・財政の動向予測は困難です。

    ■参照サイト ⇒ インフレーション、 デフレーション、 流動性の罠   Wikipedia

    世間には様々な見解があって、「流動性の罠に陥っている日本では、いくら金融緩和をやっても景気は良くならない」 とか 「大規模な金融緩和と財政出動をセットで行うと、国債大増発 ⇒ 財政不信 ⇒ 国債価格急落・金利急騰、でハイパーインフレになる」などいくつかの説があります。 どれが正しいかは、今後の歴史が証明することになるのでしょうが。 

    けもやは非リフレ派の考え方に近いため、参照サイトもそちらの系統が多いです。 ご了承ください。

    ■参照サイト ⇒ 日本経済のボトルネックはデフレではない   池田信夫
               インフレで景気はよくなるのか   池田信夫
               2%のインフレ目標は可能か    池田信夫
               インフレは起こらないがハイパーインフレは起こる   池田信夫
               橋下徹氏のためのデフレ入門   池田信夫
               安倍晋三氏のためのインフレ入門   池田信夫
               安倍総裁の提唱する自民党の「焼け跡」政策    池田信夫
               規制緩和と税制改革だけが日本を蘇らせる   藤沢数希
               「アベノミクス」の基礎知識    山崎元
               金融緩和はデフレと為替に効くのか 米QEで考える  日本経済新聞 マネーコラム
               デフレ脱却の「意外な怖さ」と個人資産防衛   日本経済新聞 マネーコラム
               9月末の家計金融資産、社債が急増 日銀統計     日本経済新聞
               米国債バブル崩壊懸念と日本への波及リスク    竹中正治
               アベノミクスは、国債市場の安定を崩すのか   東洋経済オンライン
               インフレはほんとうに起こりますか?   橘玲
               日銀の金融緩和がデフレ不況を生み出した   橘玲
               通貨とモノの相対的関係    日経ビジネス

    自分でコントロールできること・できないこと
    けもやは、経済・金融関連の書籍やウェブサイトなど、関心を持って読んでいる方だと思います。 ファイナンスリテラシーは、そこそこ高い方でしょうか。 

    ですが、将来の景気・金融・財政の動向なんて、正直分かりません。 もちろん予想・予測することはできますが、当たる確率はおそらく天気予報の降水確率より低いかと。(笑)


    右図は、CFPの深田晶恵さんのウェブコラムからの転載したものです。 

    ■右図の出典 ⇒ ダイヤモンドオンライン
    史上最低金利が将来の悲劇に!? 住宅ローンの借りすぎは、 家計に「時限爆弾」を仕込むのと同じ!

    世の中には「自分でコントロールできること・できないこと」があります。 「コントロールできないことは厳しい方に想定しておく」方が無難ではないかと思います。

    なお、コラムは深田さんの著書、住宅ローンはこうして借りなさい改訂4版がベースになっています。

    以前、家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)の記事で紹介した、女性FP3人の共著「住宅ローン」賢い人はこう借りる!改訂版と同じく、「安易に変動金利で住宅ローンを組んではいけない」点が強調されています。

    けもやはどちらの本も未読のため、主張の仔細は分かりません。 著者のウェブコラムなどを読み「信頼できる」と判断したので、ご紹介しています。 ご了承ください。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)
               【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク          
               【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係


    では、長期金利(新発10年国債の利回り)は、現在どう推移しているでしょうか? 日本相互証券株式会社の長期金利推移グラフでは、過去1カ月・1年・10年の利回りのグラフを見ることができます。 それ以前の期間は、ゴールデンチャートの新発10年国債グラフをご参照ください。

    この記事を書いている時点では、2012/12/06に底値の0.685%を付けてから、上昇傾向にあるようです。 といっても、12/27で0.800%ですから、依然として底値圏にあるのは変わりませんが。 さて、年明け以降どうなることでしょう。


    またもや前置きで終わってしまいましたが(笑)、次回やっと本題の「インフレと住宅ローンの関係」の話になります。 結論だけいいますと「インフレバイアスがある状況で変動金利の住宅ローンを借りるのは、博打に近い」とけもやは考えます。
     
    家づくりのプラン中の方、既に入居された方、時間的余裕があるこの時期に、資金計画について今一度考えていただければ幸いです。 ^v^

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2



    余談ですが・・・ 「インフレ対処のために資産運用が必要」とされる理由は、インフレ下では現金の実質価値が目減りするためです。 だからといって、慌てておかしな金融商品に手を出さないでくださいね。 世に出回っている金融商品のうち、9割以上は買うに値しないとされるものですから。

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    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(金融リテラシーを高める)
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    【マメ知識】セコムとチェック! あなたの家の防犯診断

     
    セコム防犯診断
    家を空ける機会の多い時期に、ぴったりのネタをもう一つ。

    前回、セコムのグループ会社であるセコムIS研究所のセキュリティコンサルタントが、一般住宅の防犯診断を行うコラムをご紹介しました。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】防犯のプロによる防犯住宅診断


    今回は、セコムの防犯診断のご紹介です。 以下の5項目の観点から自宅の防犯性能を評価できるようになっています。 さほど時間はかからないので、ぜひチャレンジしてみてください。 (しつこいですが、この記事もステマじゃないですからね・笑)

    チェック後、自宅の防犯対策の状況を今一度点検して、より効果的な防犯対策に役立てていただければと思います。 ビジネスでいうところの「PDCA (Plan・Do・Check・Action)」ですね。 

    ■参照サイト ⇒ セコムとチェック! あなたの家の防犯診断

    * 監視性  (見通しの良さ、ドロボウの発見しやすさ)
    * 領域性  (周辺環境の整備の良さなどドロボウからの狙われにくさ)
    * 接近性  (あなたの家への近づきにくさ)
    * 強化性  (住宅に防犯対策がなされている程度)
    * 防犯意識  (あなたの日常生活での防犯意識の高さ)



    繰り返しになりますが・・・

    残念ながら「個人宅では完璧な防犯対策は不可能」です。 もちろん、費用に際限を設けなければ完璧に近づけることもできるでしょうし、住宅の居住性を無視してもよいのであれば、要塞の様な家にすることもできるでしょうが。

    コラム中でセキュリティコンサルタントの方が繰り返しおっしゃっているように、「防犯とは相対的なものである」とけもやも思います。 あまりよい表現ではありませんが、「隣近所より入りにくそうな家だ」と思わせればいいのです。 もちろん、「地域としての防犯対策」も必要ですよ。

    なお、けもやのおうちの防犯対策については、何度かご紹介していますので、ご興味ある方は過去記事をご参照くださいませ。 (過去記事内の、参照サイトのリンク切れを修正しました)

    ■関連記事 ⇒ けもやのおうち 防犯関連 記事一覧
               【マメ知識】防犯のプロによる防犯住宅診断


    以上、家を空ける機会の多い時期にぴったりの時事ネタをご紹介してみました。 この記事を読んで不安になった方、まだ間に合いますよ。 ホームセンターにレッツゴー!!

    楽天市場で防犯用品を探すなら、防犯・防災用品専門 エクサイト・セキュリティ鍵と防犯の専門店 smile-security などが、取扱い種類が多いのでおすすめです。



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    【マメ知識】防犯のプロによる防犯住宅診断

     
    防犯住宅診断
    「人の振り見て我が振り直せ」 「他山の石以て玉を攻むべし」 などといいますが・・・

    他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは改めようという考え方は、防犯にも当てはまるでしょう。

    下の参照サイトは、ホームセキュリティーなどで有名なセコムのグループ会社、セコムIS研究所のセキュリティコンサルタント(甘利康文 氏)が、SAFETY JAPAN の読者宅の防犯診断を行った際の様子を記事化したコラムです。 

    約50軒の豊富な診断結果が載っているので、皆さんの自宅の状況に近い例も見つかるでしょう。 コラムを読んだ後、自宅の防犯対策の状況を今一度点検して、より効果的な防犯対策に役立てていただければと思います。 ビジネスでいうところの「PDCA (Plan・Do・Check・Action)」ですね。 

    なお、診断希望も受け付けているとのことなので、一度プロの目でチェックを受けてみたいという方は、応募なさってはいかがでしょうか。 (一応いっておきますが、この記事ステマじゃないですからね・笑)

    ■参照サイト ⇒ 防犯住宅 記事一覧   SAFETY JAPAN 日経BP


    全部の記事を見たわけではありませんが、いくつか見た中ではこちらのお宅の防犯対策の考え方が、けもや宅に近いように感じました。 地理的・地域的な状況も似ています。

    残念ながら「個人宅では完璧な防犯対策は不可能」です。 もちろん、費用に際限を設けなければ完璧に近づけることもできるでしょうし、住宅の居住性を無視してもよいのであれば、要塞の様な家にすることもできるでしょうが。

    コラム中でセキュリティコンサルタントの方が繰り返しおっしゃっているように、「防犯とは相対的なものである」とけもやも思います。 あまりよい表現ではありませんが、「隣近所より入りにくそうな家だ」と思わせればいいのです。 もちろん、「地域としての防犯対策」も必要ですよ。

    なお、けもやのおうちの防犯対策については、何度かご紹介していますので、ご興味ある方は過去記事をご参照くださいませ。 (過去記事内の、参照サイトのリンク切れを修正しました)

    ■関連記事 ⇒ けもやのおうち 防犯関連 記事一覧
               【マメ知識】セコムとチェック! あなたの家の防犯診断


    以上、家を空ける機会の多い時期にぴったりの時事ネタをご紹介してみました。 この記事を読んで不安になった方、まだ間に合いますよ。 ホームセンターにレッツゴー!!

    楽天市場で防犯用品を探すなら、防犯・防災用品専門 エクサイト・セキュリティ鍵と防犯の専門店 smile-security などが、取扱い種類が多いのでおすすめです。



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    【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1

     
     
    当サイトにお越しになる方は、20代~40代が多いでしょうか。 バブル期には既に社会人だった40代以上は別として、20代・30代にとっての日本経済はデフレが普通ですよね。 けもやもそうです。

    ■参照サイト ⇒ インフレーション、 デフレーション   Wikipedia

    先の衆院選で政権与党となった自民党の安倍総裁の意向を受け、日銀が金融政策決定会合で「事実上の物価目標としてきた1%を2%に引き上げる検討を始めた」との報道がありました。

    ■参照サイト ⇒ <日銀>追加緩和10兆円決定 物価目標2%検討   Yahoo!ニュース
     
    まだ「検討を始めた」段階ではありますが、この2%のインフレターゲットを ‘怖い’ と感じた方は、どれ程いらっしゃるでしょうか。 たかが2%と侮るなかれ、継続的なインフレは個人の生活にも大きく影響してきますよ。

    ■参照サイト ⇒ <日銀>物価目標の導入検討 弊害を指摘する声も  Yahoo!ニュース
               デフレ脱却の「意外な怖さ」と個人資産防衛   日本経済新聞 マネーコラム
               金融緩和はデフレと為替に効くのか 米QEで考える  日本経済新聞 マネーコラム
               *日経電子版は、無料会員でも月20本まで有料記事を閲覧することができます*


    下の表は、元本(100万円・500万円・1000万円)が、2-1) 毎年2%ずつ増えていく場合と、2-2) 毎年2%ずつ減っていく場合を計算したものです。

    インフレは物価が上がることだから、増えていくパターンだけでいいんじゃないの?」と思った方、甘いです。 物の値段が上がるということは、言い換えれば、お金の価値が下がるということ。 インフレ下では貨幣の実質価値が減っていくんですよ。 

    参照ページでは、1%と3%の場合も計算して一覧表にしてあります。 増える方は生活費、減る方はタンス預金として見ると・・・ ね、インフレって怖いでしょ。 (((゚Д゚)))

    ■参照ページ ⇒ インフレ率(1%・2%・3%)と貨幣価値計算  一覧表

    なお、全く金利の付かないタンス預金よりは、【*】 銀行などの預貯金の方がマシですが、一桁か二桁少ない利子しかつきませんから、程度の差はあれ、年月の経過とともに目減りしていきます。

    【*】 訂正と追記 (2012.12.22)

    「インフレ下では、預貯金も徐々に目減りしていく」と書きましたが・・・ 『1980年以降、1年定期預金の利率がインフレ率を下回ったのは、1980年と1997年の2度だけ』 なのだそうです。
    ただし、データはあくまで過去の実績であって、『将来起こるインフレも預貯金でカバー可能かどうか』の確証にはなりません。 インフレには発生要因がいくつかあり、ぞれぞれ景気・金融・財政の動向が異なりますので。 その点、ご注意くださいね。

    ■参照サイト ⇒ インフレには、1年定期預金で対応できる。    The Goal
                預金はインフレに弱いのか?   ホンネの資産運用セミナー
                定額預金のインフレリスクを検証する    All About マネーコラム
                預金がインフレに弱いことを示すデータはどこにもない 貯金生活。投資生活。



    インフレ計算2%・20年間



    下の表2は、1~3%の上昇率・下落率が続いた場合に、元本の何倍になるか、をまとめたものです。 2%のインフレが続く場合を例にしてご説明しますと・・・ 

    仮に、今の生活費が年間500万円とすると、10年後は609万円(1.22倍)、30年後は906万円(1.81倍)、50年後は1345万円(2.69倍)にまで膨れ上がることになります。 (((゚Д゚)))

    逆に、タンス預金の500万円の実質価値は、10年後は409万円(0.82倍)、30年後は273万円(0.55倍)、50年後は180万円(0.36倍)にまで目減りすることになります。 (((゚Д゚)))

    インフレ率が2%になったからといって、生活費もそのまま2%上がるわけではないと思いますし、500万円もの大金をタンス預金のまま放置することもないでしょう。 机上の空論的な数値ではありますが、これらから ‘インフレの怖さ’ を感じていただければ幸いです。


    変化率を倍率換算



    なお、「金融緩和推進によるデフレ脱却、経済再生と財政再建」などと、インフレですべて解決するかのようにいわれることがありますが、特に短期では、個人の生活にはマイナスの影響が出る可能性が高いと思われます。 

    物価上昇が企業利益に反映され、さらに給与に反映されるまでには、タイムラグがありますからね。 そもそも、グローバル競争の激しいこのご時世、業績アップが給与アップにつながる保証もありません。

    また、インフレで業績が回復する企業自体、数が限られています。 インフレは円安要因の一つですから、仮に円安に向かったとして、輸出主体の企業にとってはプラスですが、資源・原材料など輸入の多い企業にはマイナスに作用します。 しかも、昨今の円高で、製造業の多くが工場を国外に移した後となっては、どれ程の恩恵を受けられるか不明確です。 


    話が大きく広がってしまいましたが・・・ やっと本題です。(笑) インフレは通常、金利(長期金利・短期金利)の上昇を伴います。 次回記事でけもやが何をお伝えしたいか、もうお分かりですよね。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-2
               【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-3
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-1
               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)
               【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク          
               【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係



    余談ですが・・・ 「インフレ対処のために資産運用が必要」とされる理由は、インフレ下では現金の実質価値が目減りするためです。 だからといって、慌てておかしな金融商品に手を出さないでくださいね。 世に出回っている金融商品のうち、9割以上は買うに値しないとされるものですから。

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    【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係

     

    住宅ローンの繰り上げ返済借り換えの話をしたので、今回は住宅ローンの金利について。 住宅ローン金利が何を指標としているかは、変動金利型住宅ローンの記事でもご紹介しましたね。
       
       変動金利  ←  短期金利 (短期プライムレート ・ 政策金利) に連動
       固定金利  ←  長期金利 (10年物国債利回り) に連動

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】元金均等住宅ローンの繰上げ返済シミュレーション計算
               【入居編】フラット35住宅ローンの借り換えを検討
               
    ■参照サイト ⇒ 変動金利型の基準、 長期固定金利の基準   All About マネー
               金利の達人への道                  goo 不動産


    長引くユーロ圏の財政・金融不安を背景に、資金逃避先として日本国債が買われており、10年物の利回りは現在0.7%台と歴史的な低水準になっています。 このため、長期金利(10年物国債利回り)を指標とする住宅ローンも過去最低水準に。 

    ■参照サイト ⇒ 国債へ資金流入加速         ヨミウリオンライン
               ローン金利過去最低水準       サンケイビズ
               【図解・経済】長期金利の推移    時事ドットコム
               長期金利                 Yahoo!ニュース 経済


    市場金利がどのように決まるかについては、参照サイトをご覧いただくとして・・・ ユーロ圏はまだゴタゴタしそうですし、アメリカや中国の景気も今一つ、長期金利はしばらくの間上がりそうにないですね。 その ’ しばらくの間 ’ を予測するのが難しいのですが。 

    ■参照サイト ⇒ 債券とは? 債券の三大要素、 利率と利回り     日本証券新聞
               債債券と金利の関係、 金利を変動させる要因     日本証券新聞
               債券の利回りと価格の関係は?              iFinance


    基本的に、長期金利が上がらなければ短期金利も上がりません。 変動金利で借りていらっしゃる方、よかったですね。 ですが、これから住宅ローンを借りようとされている方には、やはり変動金利はおすすめしません

    将来の金利動向が予測できない点も含め、住宅ローンは金融商品の一種です。 金融商品を選ぶ際の鉄則に「理解できないものには手を出さない」というのがあります。 変動金利型住宅ローンは、固定金利型と比べて仕組みが複雑になっています。 その特性を正しく理解した上で利用できますか?

    けもやの変動金利型住宅ローンに対する考え方は、以下の記事をご参照くださいね。 あわせて、おすすめの書籍をあげておきます。 

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク
              【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(金融リテラシーを高める)
              【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係
              【マメ知識】資産としての日本国債を考える
              【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ


    ★持ち家を考えている段階であれば ・・・ 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」   橘玲
    ★家づくりを始めた段階であれば ・・・ 「住宅ローン」賢い人はこう借りる!   高田晶子ほか
    ★経済学の入門書として ・・・ 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 藤沢数希
    ★為替の教科書として ・・・ 弱い日本の強い円   佐々木融



    世界にひとつしかない
    「黄金の人生設計」

    「住宅ローン」賢い人は
    こう借りる!


    日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門

    弱い日本の強い円



    住宅ローン・税金の関連日記はコチラ♪

    けもやのおうち・目次 ⇒ 8. マメ知識 ⇒ 住宅ローン・税金の項をご参照ください




    ■けもやのひとりごと■ 気まぐれ更新中

    住宅ローンについてはあまり詳しく公表していませんが・・・

    「けもや家の住宅ローンのもう少しつっこんだ話が聞いてみたい」という方、いらっしゃいますか?  もしリクエストが多いようなら、考えてみますが。。。

    希望される方がいらっしゃいましたら、コメント欄に一言いただければ幸いです。 ^v^




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    【マメ知識】体感温度と湿度の関係

     
    冬季の室内の気温・湿度の測定結果について考察する前にもう一つ・・・ 体感温度と湿度(相対湿度)についても調べてみました。

    ■関連記事 ⇒ 【入居編】冬季の室内の気温・湿度を実測-1
               【マメ知識】快適な室内温度と湿度
               【マメ知識】快適な室内温度と湿度、絶対湿度の関係
               【マメ知識】体感温度と湿度の関係


    まず、体感温度とは・・・

    人間の肌が感じる温度感覚を、数値に表したもの。 環境条件(気温、湿度、気流・風速、熱放射・輻射熱)と人的条件(活動レベルと着衣量)が作用すると考えられている。 従って、同じ気温でも要素の組み合わせによって、体感温度は変わってくる。 
    (住まいの学習館 湿度と体感温度の関係 の解説をベースに、けもやが編集)


    体感温度を求める式は、湿度と風速に着目した以下の2種類があり・・・

    ミスナールの式: 気温(℃)と相対湿度(%)を用いる 
                ⇒ 相対湿度が10%下がるごとに、体感温度は約1℃ずつ低くなる
    リンケの式:    気温(℃)と風速(m/s)を用いる 
                ⇒ 風速が1m/s増すごとに、体感温度は約1℃ずつ低くなる

    ・・・の関係があるとのこと。 ただし、湿度と風速以外の要因については考慮されていないため、完全なものではないようです。 もっと詳しくお知りになりたい方は、以下のサイトや、空調工学について解説してあるサイトをご参照くださいませ。 

    ■参照サイト ⇒ 体感温度           Wikipedia
               湿度と体感温度の関係   住まいの学習館


    快適な温度・湿度
    [出所] エンペックス 温度・湿度計 Q&A http://www.empex.co.jp/support/thfaq/thfaq.htm#Q9


    なお上の図は、温湿度計のメーカーであるエンペックスのサイトから引用したものです。 快適ゾーンは、気温が低いエリアでは高湿度側、気温が高いエリアでは低湿度側に広がっています。 言いかえれば 「夏場は高温・低湿」「冬場は低温・多湿」 が心地よく感じるエリアということですね。

    ■参照サイト ⇒ 快適な温度・湿度はどのくらいなのですか?   エンペックス
               快適な室内の温度は?湿度は?          東京熱学


    冬場なら加湿器燃焼系暖房器具室内干しなど、夏場ならエアコン(冷房・除湿)扇風機除湿機など、空気環境管理に湿度と気流も効果的に使いたいものですね。

    ■参照サイト ⇒ 湿度と温度の深い関係   日経BP コラム
               体感温度と湿度の関係、 冷房と除湿はどうちがう?      ダイキン
               うるおいを我が家に!加湿器ウルトラ活用術   NHKためしてガッテン





    絶対湿度の早見表w259ご参考までに・・・ 

    絶対湿度の早見表(気温℃と相対湿度%からの換算表)を、以下の記事で公開しています。 

    屋内の空気環境管理などに、お役立ていただければ幸いです。 

    ■関連記事 ⇒ 
    【マメ知識】絶対湿度の早見表(気温と相対湿度からの換算表)


    なお、絶対湿度の正確な値は、以下の式から求めることができます。 こちらもご参考まで。




    白いけもや 相対湿度 (いわゆる湿度) とは

     ある温度の空気中に含まれる、水蒸気量と飽和水蒸気量との比率。 単位は
     ⇒ 温度に依存する比率なので、必ず温度とセットで扱う
     ⇒ 飽和水蒸気量とは、相対湿度100%の時の水蒸気量のこと
     ⇒ 飽和水蒸気量の値は、http://www.air-blog.jp/cleanair.pdf を参照



    黒いけもや 絶対湿度容積絶対湿度) とは

     一立方メートルの空気中に含まれる、水蒸気の量。 単位は g/m3
     ⇒ 温度に依存しない量なので、値の大小をそのまま比較できる
     ⇒ 絶対湿度 (g/m3 = 飽和水蒸気量 (g/m3 × 相対湿度 (%) ÷ 100

                         ( 100で割るのは、%を割合に戻すため。  例: 55% ÷ 100 ⇒ 0.55 )



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