【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-1

     
     
    当サイトにお越しになる方は、20代~40代が多いでしょうか。 バブル期には既に社会人だった40代以上は別として、20代・30代にとっての日本経済はデフレが普通ですよね。 けもやもそうです。

    ■参照サイト ⇒ インフレーション、 デフレーション   Wikipedia

    先の衆院選で政権与党となった自民党の安倍総裁の意向を受け、日銀が金融政策決定会合で「事実上の物価目標としてきた1%を2%に引き上げる検討を始めた」との報道がありました。

    ■参照サイト ⇒ <日銀>追加緩和10兆円決定 物価目標2%検討   Yahoo!ニュース
     
    まだ「検討を始めた」段階ではありますが、この2%のインフレターゲットを ‘怖い’ と感じた方は、どれ程いらっしゃるでしょうか。 たかが2%と侮るなかれ、継続的なインフレは個人の生活にも大きく影響してきますよ。

    ■参照サイト ⇒ <日銀>物価目標の導入検討 弊害を指摘する声も  Yahoo!ニュース
               デフレ脱却の「意外な怖さ」と個人資産防衛   日本経済新聞 マネーコラム
               金融緩和はデフレと為替に効くのか 米QEで考える  日本経済新聞 マネーコラム
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    下の表は、元本(100万円・500万円・1000万円)が、2-1) 毎年2%ずつ増えていく場合と、2-2) 毎年2%ずつ減っていく場合を計算したものです。

    インフレは物価が上がることだから、増えていくパターンだけでいいんじゃないの?」と思った方、甘いです。 物の値段が上がるということは、言い換えれば、お金の価値が下がるということ。 インフレ下では貨幣の実質価値が減っていくんですよ。 

    参照ページでは、1%と3%の場合も計算して一覧表にしてあります。 増える方は生活費、減る方はタンス預金として見ると・・・ ね、インフレって怖いでしょ。 (((゚Д゚)))

    ■参照ページ ⇒ インフレ率(1%・2%・3%)と貨幣価値計算  一覧表

    なお、全く金利の付かないタンス預金よりは、【*】 銀行などの預貯金の方がマシですが、一桁か二桁少ない利子しかつきませんから、程度の差はあれ、年月の経過とともに目減りしていきます。

    【*】 訂正と追記 (2012.12.22)

    「インフレ下では、預貯金も徐々に目減りしていく」と書きましたが・・・ 『1980年以降、1年定期預金の利率がインフレ率を下回ったのは、1980年と1997年の2度だけ』 なのだそうです。
    ただし、データはあくまで過去の実績であって、『将来起こるインフレも預貯金でカバー可能かどうか』の確証にはなりません。 インフレには発生要因がいくつかあり、ぞれぞれ景気・金融・財政の動向が異なりますので。 その点、ご注意くださいね。

    ■参照サイト ⇒ インフレには、1年定期預金で対応できる。    The Goal
                預金はインフレに弱いのか?   ホンネの資産運用セミナー
                定額預金のインフレリスクを検証する    All About マネーコラム
                預金がインフレに弱いことを示すデータはどこにもない 貯金生活。投資生活。



    インフレ計算2%・20年間



    下の表2は、1~3%の上昇率・下落率が続いた場合に、元本の何倍になるか、をまとめたものです。 2%のインフレが続く場合を例にしてご説明しますと・・・ 

    仮に、今の生活費が年間500万円とすると、10年後は609万円(1.22倍)、30年後は906万円(1.81倍)、50年後は1345万円(2.69倍)にまで膨れ上がることになります。 (((゚Д゚)))

    逆に、タンス預金の500万円の実質価値は、10年後は409万円(0.82倍)、30年後は273万円(0.55倍)、50年後は180万円(0.36倍)にまで目減りすることになります。 (((゚Д゚)))

    インフレ率が2%になったからといって、生活費もそのまま2%上がるわけではないと思いますし、500万円もの大金をタンス預金のまま放置することもないでしょう。 机上の空論的な数値ではありますが、これらから ‘インフレの怖さ’ を感じていただければ幸いです。


    変化率を倍率換算



    なお、「金融緩和推進によるデフレ脱却、経済再生と財政再建」などと、インフレですべて解決するかのようにいわれることがありますが、特に短期では、個人の生活にはマイナスの影響が出る可能性が高いと思われます。 

    物価上昇が企業利益に反映され、さらに給与に反映されるまでには、タイムラグがありますからね。 そもそも、グローバル競争の激しいこのご時世、業績アップが給与アップにつながる保証もありません。

    また、インフレで業績が回復する企業自体、数が限られています。 インフレは円安要因の一つですから、仮に円安に向かったとして、輸出主体の企業にとってはプラスですが、資源・原材料など輸入の多い企業にはマイナスに作用します。 しかも、昨今の円高で、製造業の多くが工場を国外に移した後となっては、どれ程の恩恵を受けられるか不明確です。 


    話が大きく広がってしまいましたが・・・ やっと本題です。(笑) インフレは通常、金利(長期金利・短期金利)の上昇を伴います。 次回記事でけもやが何をお伝えしたいか、もうお分かりですよね。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】インフレと住宅ローンの関係-まとめ
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               【マメ知識】住宅ローン金利・借入額・総返済額の一覧表-2

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(住宅ローンの正しい選び方・返し方)
               【マメ知識】変動金利型住宅ローンのリスク          
               【マメ知識】住宅ローン金利と日本国債の関係



    余談ですが・・・ 「インフレ対処のために資産運用が必要」とされる理由は、インフレ下では現金の実質価値が目減りするためです。 だからといって、慌てておかしな金融商品に手を出さないでくださいね。 世に出回っている金融商品のうち、9割以上は買うに値しないとされるものですから。

    資産運用ネタも掘り下げてご紹介したいのですが、時間が割けそうにないので、ひとまず過去記事をリンクしておきます。 ご参考まで~。

    ■関連記事 ⇒ 【マメ知識】家を建てる前に読んでほしい本(金融リテラシーを高める)
               【マメ知識】お金の仕組み作り(家計の見直しと資産運用)

    ■参照サイト ⇒ 「買ってもいい」運用商品全リスト   週刊ダイヤモンド マネーコラム
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    ★持ち家を考えている段階であれば ・・・ 世界にひとつしかない「黄金の人生設計」   橘玲
    ★家づくりを始めた段階であれば ・・・ 「住宅ローン」賢い人はこう借りる!   高田晶子ほか
    ★経済学の入門書として ・・・ 日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 藤沢数希
    ★為替の教科書として ・・・ 弱い日本の強い円   佐々木融


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    けもやのおうち・目次 ⇒ 8. マメ知識 ⇒ 資産形成 ・ 資産運用の項をご参照ください



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